コロナ禍で閉鎖のルーブル美術館が7月6日より再開。

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フランスで2020年夏までに3万人以上もの死者を出した新型コロナウィルス。ご存じの通り、フランス全土でロックダウンとなり、美術館もすべて扉を閉めた。

5月11日にはロックダウンが解除され、小さな美術館から徐々に再開されてきたが、いよいよ6月下旬からは巨大美術館も開放へ。7月6日にはいよいよルーブル美術館も再開となった。

コロナウィルスの大きな脅威は去ったといっても、ほかの国と同じようにまだ予断を許さない状況で、7月20日からはフランス全土で屋内の公共エリアにおけるマスク着用が義務づけられたほど。ルーブル美術館でも館内の人数を制限するために、チケットはすべて入場時間付きの事前購入制とした。

 

ルーブル美術館 事前予約購入の方法やミュージアムパスの扱いは?

事前予約購入は、基本的にはルーブル美術館公式ウェブサイトから。

<チケット予約ページ>

2020年7月下旬現在、ルーブル美術館だけを訪れる人はもちろん、パリの美術館パス<Paris Museum Pass>で入場する人も、このページから時間指定券を入手してから行かないと入場できない。

上記のリンクから、

●個人見学者購入 Billet d’entrée au musée pour visiteur individuel

または

●パリミュージアムパス保持者 Visiteur muni d’un Paris Museum Pass

を選び、下記の日付と入場時間を決めて決済。チケットをプリントするか、スマホ用のデータをダウンロードして入館時に提示する仕組みだ。

入場時間は30分ごとに区切られていて、たとえば10:00に予約したら10:30までに入場すべし、となっている。

 

パリの美術館は空いている今がチャンス。

今年の夏は、パリを訪れる人が多いアメリカ人や中国人をはじめ、まだ多くの国の国民がフランスへの入国を制限されているので、観光客はきわめて少ない。

日本からの観光客はフランスへも入国できるので、もし事情が許す人がいれば、かなりレアなパリ体験ができる可能性が高い。ただし、フランスから日本に戻るときには、日本の到着空港でのPCR検査、そして帰宅に公共交通機関が使えず、家に着いてからも14日間の自宅待機、とかなり厳しい帰国条件になるので、注意が必要だ。